2011年6月21日火曜日

カナダからの贈り物

一昨年、バンクーバーにあるプロの合唱隊Vancouver Chamber Choirの日本での全国ツアーがありました。平和の祈りのコンサートとしてカナダ友好協会でも受け入れ、周南市で上演しました。そのお礼として、今回カナダ友好協会に著作権つきで合唱曲”Sonnez les Cloches”(ベルをならして)をいただきました。これは作曲家の登竜門であるバンクーバーのコンペで上位に入った人が作った曲だそうです。様々な機会に歌ってほしいと、それぞれ上演をサポートした団体に違う曲が一曲ずつ贈られました。粋な贈り物ですね。

2011年6月7日火曜日

寺田朗子さん講演会 小・中・高にて

6月6日月曜日、梅光学院中学・高等学校と王江小学校にて、国境なき子どもたち(KnK) 寺田朗子さんの講演会を開催致しました。梅光学院ではKnKをしっかり予習していただいた内容が壁に張り出されていて、礼拝の貴重な時間の一部を頂戴してお話の時間が設けられました。王江小学校は4年生のクラス。私たちが気づかない細かいこと、ストリートチルドレンの立場に立ったとても切ないこと、奇想天外なことなど様々な質問が子どもたちから飛び交い、その着眼点には舌をまきました。それに対する寺田さんの受け答えも本当に愛情あふれる温かいもので、その場に立ち会わせてもらって幸せでした。笑いあり、共感あり、驚きありの45分でした。子どもってすごいですね!

英語の絵本今年度も図書館へ寄贈

今年度も、ささやかながら、下関市立中央図書館に英語の絵本を寄贈することができました。これは、8年前の2003年から毎年行ってきているものです。今年分も含め、おかげさまで累計308冊の本を寄贈することができました。今回は、カナダ友好協会のメンバーが、母親としての視点、英語教育者の視点から子供に読んでもらいたい本を51冊選びました。


カナダ友好協会会長で、詩人、作家のJoy Kogawaが執筆した、「Obasan」(邦題『失われた祖国』、1982年カナダ文学賞、1983年には全米図書賞を受賞),ITSUKA」も寄贈させていただきました。また、「としょかんライオン」の原作本や、ぬいぐるみ付きの絵本、クリスマスやハロウィンにぴったりの本も取り揃えております。


図書館では今年もこれらの絵本を主体に4回程度英語の絵本の読み聞かせを致します。絵本を通して、一人でも多くの子供たちが、英語や世界の文化に興味をもってもらい、国際社会の一員として、広い世界に飛び立つお手伝いができればと、願っております。

国境なき子どもたち 寺田朗子さん講演会

先日カナダ友好協会下関支部主催により、「国境なき子どもたち(KnK)」会長の寺田朗子さんをお招きし、〜聞いて、知って、考えて〜と題して講演会を開催致しました。ドリームシップの宙(そら)のホールが満員となり、質問も多数いただき、実りの多い講演会となりました。ご来場いただいた皆様に、心から感謝申し上げます!

世界中に一億人いると言われているストリートチルドレンが貧困のスパイラルから抜け出られるよう、社会へ出られるよう、支援の方法が紹介されました。基本は目の前の人から、求めている人から、そして全員を助けることはできないから、自分たちをまねしてくれるよう伝えてもらうという姿勢です。東北の支援も同じスタンスで始められ、すでにKnKから22台のバス、浄水器、軽自動車、学校の運動場のかさ上げなど大規模な支援が達成されています。公平性を考えるとできないことです。現在義援金の配布の仕方が問題になっていますが、公平性を重視する政府関連の資金と、迅速性を重視するNPOの資金のバランスの大切さを改めて感じました。 

最後に子ども達、会員、会場でビリーブを歌いました。心に響く歌でした。






 
寺田さん、有り難うございました!スタッフのみなさん、お疲れさま!

2011年6月1日水曜日

カナダ大使館の読書会

カナダ大使館では1ヶ月に一度、エリック公使が読み手となり、12歳までの子どもに向けてEHノーマン図書館で読書会を開催しています。震災後初めての読書会がありました。
絵本はNinja Cowboy Bearのシリーズの2冊目である『The Way of the Ninjya』でした。キャラクターの説明や、Ninja、 Cowboy、 Bearじゃんけん、塗り絵などのアクティビティーも織り込んだ賑やかな物でした。
最後に、作者のDavid BruinsさんとイラストレーターのHilary Leungさんに送るために子ども達と塗り絵の写真撮影をしました。また、この日EHノーマン図書館にカナダ友好協会会長ジョイコガワの絵本“Naomi’s Tree”を寄贈致しました。ジョイが旭日小綬章を受賞した後、ハードカバーは手に入れるのが難しくなったそうです。とても喜んでいただき、こちらまで嬉しくなりました。カナダの方にも日本の方にも世界の方にも沢山読んでいただきたいです。

カナダ大使館庁舎20周年記念

5月27日にカナダ大使館庁舎20周年記念のカナダ・ネットワーク シンポジウムが開催されました。全国からカナダ関係のNPO法人や団体、企業等が集まり、今後の運営やネットワーキングについて意見を交換しました。カナダ友好協会からは浅海事務局長他4名が参加しました。北海道から沖縄まで、数々の草の根活動が盛んで、日加の友好を支えていることも実感しました。またブラックベリーを始めとする、IT技術, バイオやその他の先端技術を牽引していることも認識できました。またカナダ友好協会会長のジョイコガワと色々なご縁があったり、尊敬しているとおっしゃる方もいらして、浅海ファミリーは勿論、私もとても嬉しかったです。
  
夜は高円宮妃殿下ご臨席のもと、庁舎設立20周年の記念式典が開催されました。仙台の被災地にカナダの千羽鶴を届けたこともご報告できました。カナダ大使館は6月2日に多賀城市にバーベキューの炊き出しに行くそうです。
在日カナダ大使ジョナサンT・フリードさんのご夫人 ポーラ・ヴァイアンクーさんと


 庁舎は日系カナダ人のレイモンド・モリヤマ氏によって設計されました。目の前の赤坂御所や隣の高橋是清記念公園に一定時間以上影を落とさないよう、また地下水の流れが変わり、生態系が損なわれないよう自然に配慮した設計は、さすがカナダらしい考え方だと感銘を受けました。